リーンカンファレンス2013に行ってきた
リーンカンファレンス2013~ヒット商品を作る仮説検証型開発プロセスとスキル~に行って来ました。
自分の中でのリーンといえば、
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か
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くらいなもんです。実際に本を読むだけではダメで、生の声を聞いて少しでも自分の仕事に役に立てばという思いで参加させて頂きました。気になったところだけ箇条書きにしてみます。
資料はまだWebにUPされていないようですが、UPされ次第更新します。
アジャイルからリーンへ、そしてリーンスタートアップに
平鍋健児さん @hiranabe
- 英和さんでもまだ50%はWF。アジャイルは契約がかなり問題。作ったのに使われないのも問題
- アジャイルはホールケーキを作るのではなくショートケーキを作れといっているようなもの。過去十年間でようやくできるようになってきた
- ソフトウェアは目に見えないからKanbanは有効。みんなの成果物はHDDにあるのはダメ
- The new new product development game
- なんでこの製品を作るのか、企画の人は最後までみろ。どこから要求がきてどこに提供するのか
- 顧客開発:お客さんにわかってもらえる機能をどうやって作るのか→スタートアップの手法
- 「アジャイル開発とスクラム」本買ってね
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リーンが製品開発を改革する
稲垣公夫さん
- リーンという言葉は1990年から始まった。生産から始まって今はソフトウェア業界まで広がった
- 日本の製造業はダントツ商品を作らないと生き残れない
- リーンはイノベーション。無駄取りじゃない
- 顧客価値を理解していないと全部入りの製品になる。お客さんに聞いても出てくるものではない
- 顧客価値を深く理解する->脱思い込み思考->仮説を立てて検証する
- セットベース開発(構想を開発する)。代替案をたくさん出す->トレードオフ曲線。設計空間をせまい領域にしていく
- 製品開発の最大の無駄は獲得した知識を捨てることだ
- 製品バリューストリームはチーフエンジニアの役割
- リーン製品開発でダントツクラブを開発したピンの話->ドライバの調整機能開発していたが、マーケティングギミックになっていた->くだらない機能は付けるな。どうせ使われない->3,4年でトレードオフ曲線ができていた。そのデータからまっすぐ遠くに飛ぶドライバを作った->一回目の試作で目標飛距離達成
- ダントツ商品を確実に開発する鍵は顧客価値知識と技術知識
稲垣さんのまとめ。リーンカンファレンス2013 twitter.com/numeha/status/…
— Naoki Umehara (@numeha) January 28, 2013
TOCを活用したヒット商品開発プロセス
西原隆さん (CCPMの人。お世話になっております。)
- TOCとリーンの話
- 売れない商品をCCPMやってもしょうがない
- 良い製品だけど売りにくい。ほとんどの新製品は消滅していく。事業部で開発して売ろうとしたけど売れない。それをどうするか
- 営業マンが提案営業できるか。お客さんは強い疑いを持っている。買う気がある態度は見せない。あの機能あるのないのいわれる->営業は開発部門にこの機能がないと言う (Mr.カタログマン)
- 売り方を開発する。断れないほど魅力的な提案=マフィアオファー
参考
- BufferManagementにイイネしてね->しました
- 営業と開発の間に溝がある。ちゃんと提案できていない。組織に問題がある。
バリューストリームがビジネスアジリティを加速する ~リーンアジャイルの海外事例~
市谷聡啓さん @papanda
.@papandaさんだぁ。楽しみです。 twitter.com/numeha/status/…
— Naoki Umehara (@numeha) January 28, 2013
- 海外のLean Agileを学ぶ
- 企画が開発に渡ったら後はお任せが多い
- そのビジネスには何があればいいのか、それをどのようにデリバリーするのか
- ストリームの中でどのActionにどれくらいの時間がかかっているのか。何が流れを滞らせルモノは何か
- ビジネスプロデューサーとシステムのプロデューサーが共通の目標に向かっていくためには現場に仕組みが必要。その一つがKanban。皆が一つのKanbanを共有しよう
- 参考:http://www.manaslink.com/articles/4535
- Value Streamとはマップには価値がなくてそこから自分たちが何をしなくてはいけないのかが重要
まさかまさかのKANBAN紹介に「振り返ればカンバンがある」(リーンカンファレンス2013) slidesha.re/VISmHB
— Naoki Umehara (@numeha) January 28, 2013
リーン開発時代に求められるスキルとキャリア
渡辺のぼるさん @noboru2000gt
休憩中ですいません。(略)
アイデアを事業に進化させる企業のサイエンス〈リーンスタートアップ〉
和波俊久さん
- ベンチャーがLeanをやり始めた。彼らはLeanを覚えつつある。大企業ヤバい。今すぐやらないと
- 名言:リーンやらないと死ぬよ
- 有名になるとあか抜けてくるw 写真が白黒になるとかw
- 事業計画書を書きなさいから始まるのが典型的->それを逆にしないとダメ
- アイデアからどうやって製品かするのではなく、アイデアから何を学ぶのかを考える。これも逆
- 技術サイドから試すときもあれば、ユーザサイドから試してみることもある。自分たちは何を試したいのか、フィードバックループを通して何を得たいのかそこを明確にする。
- イノベーションの正体は積み重ね
- Motivationがなくなったら何もやらなくなる。
- ★過去の成功パターンー>プロセス化ー>常識化 <-これが一番リスクが高い
- 脱皮しない蛇は死ぬ
- ゲームチェンジャーの出現兆候:携帯->スマホ市場 自動車->EV
- カテゴリ名がかわるときは破壊的イノベーションが起きている
- 時間をかけて失敗したのか、大きくだして失敗したのか。この時間と大きさの軸を小さく短期に
- ポイントは4つ : 小さく、繰り返す、仮説から、常識を変える
- 仮説から:ガントチャート、TODOリストはクソ
- 常識を変える:ものさしを作る
懇親会
色々なかたとお話できてとても有意義でした。名刺交換させていただいた方ありがとうございます。
質疑応答も面白かったです。
リーンカンファレンス懇親会 平鍋さんが攻められてるw twitter.com/numeha/status/…
— Naoki Umehara (@numeha) January 28, 2013
(和波さんとのトークより)
トップダウンで浸透させるには、経団連の◯◯さん経由でうちの社長に
「リーンやってる?」
くらいじゃなきゃ浸透しない
ですってw