Developers Summit 2013に登壇しました。Ricoh UCS for iPad でみる エンタープライズ アジャイル開発

2013年2月14日のバレンタインデーに目黒雅叙園で行われたDevelopers Summit 2013で登壇しました。
その際の資料を公開します。

私のセッションは【14-E-7】[TED] Technology Enterprise Development で、エンタープライズの世界で頑張っている6名の登壇者が約15分間ずつ順番に発表する形式でした。

自分は今年から始まった公募枠に応募してこのセッションに入れて頂きました。岩切さん(@kohsei)!本当にありがとうございました。

このような大きな舞台で、いや小さな舞台でも社内以外で発表したことはありませんでした。
けど、今回のデブサミのキーワードでもある「Action」って本当に重要なことで、何か自分でやらないと何も変わらないんですよね。自分の活動を外に発信しない限り、自分は何も変わらないしダメになると思い、並々ならぬ思いで今回は発表させていただきました。
今回思い切って発表して自分の殻が破れたというか、なんだか清々しい気分です。これからもドンドン外に発信して、プレゼンスを上げていきたいと思います。

さて、自分の発表では「エンタープライズ・アジャイル開発」をキーワードに話をさせて頂きました。
今回のデブサミでの皆様の発表を聞いていても思ったのですが、エンタープライズだからとか、ソーシャルだからとか、スタートアップだからとかほとんど境界線って無いですよね。
何でもそうですけど、

個人やチームが行動を変えて改善できるか

に尽きると思います。
自分の例では、会社の染み付いた常識化を打ち破るためには...自分がまず正しいと思うやり方でやってみる!という話でした。

何かを変えたいと思ったときって、自分がそれを実践する時なんですよね。誰も自分が思ったことはわからないし、自分が正しいと思ったやり方でやってみて成果を出すしかないんです。そのやり方が正しかったら周りは絶対ついてくるし、個人がチームへ、チームからまた他のチームへ広がるはずです。

エンタープライズの世界でアジャイルをやるのであれば、このようにトップダウンではなくでボトムアップでやるしかないと思います。
プロジェクトは同じものは無いし、そのプロジェクトやメンバーによってやり方って異なるし、それを一言でアジャイル開発でやれ!とトップダウンでできるとは思えません。ましてや、それを標準プロセス化とか無理w
自分たちが考えていいと思ったことをやれるチームが沢山広がることが重要なんです。


今回は、自分がおかしいと思ったことの改善を一つ説明させて頂きました。 (残りの4つはまたどこかでw)

ATDD (Acceptance Test Driven Development)

です。

テストって何が一番重要なのかというと、自分達はお客さんの価値をちゃんと提供できているのか、できていないのかがわかるテストだと思います。それがAcceptance Test。受け入れテストです。
いくらTDDで内部構造が素晴らしいものでもそれがお客さんのところに価値をちゃんと届けられているかはわかりません。(もちろん必要ではないという意味ではありません)
ましてや、Acceptance Testをプロジェクトの後半でやってプロジェクトが炎上するとか考えれません。

お客さん使う運用環境
価値を提供できているのかを確認する受け入れテスト
どれだけ早く実行できるかが勝負の分かれ道

なんです。
このようなテストをプロジェクトのはじめから実行できていればプロジェクトは必ずスムーズにうまくいくとチームメンバーが全員確信しました。肌で感じ取ることが重要なんです。

これはあくまで一つのプラクティスなので、もしかしたら同じ事を別のプロジェクトでやっても失敗するかもしれません。そのときは冒頭でもいったように、個人やチームが行動を変えて改善できるかが重要です。
プラクティスはあくまでプラクティスなので、自分たちがいいと考えるやり方でアジャイルな開発ができて、広がることを自分は願っています。

デブサミ万歳!!